「MOSのテキストってどれを選べばいいの?」
「独学だと挫折しないか不安…」
こんな悩みをお持ちではありませんか?
実は、MOSのテキスト選びに悩む必要はありません。
MOSのテキストは、この記事で紹介するテキストを選んでおけば大丈夫です。
なぜなら、これらのテキストは、MOSの学習において重要となるポイントを押さえている定番テキストだからです。
この記事では、テキスト選びのポイントとおすすめテキストをご紹介します。
この記事を読めば、あなたにぴったりの、MOS対策テキストを見つけられるでしょう。
MOSにおすすめのテキストってありますか?
あるよ。おすすめのテキストを紹介するね。
MOSとは
MOSとは「Microsoft Office Specialist」の略で、WordやExcelといったオフィスソフトのスキルを証明する資格です。
ビジネスマンに必須のパソコンスキルを磨ける他、転職活動でも一定程度パソコンを扱えることをアピールできるので、パソコン関係の資格の中でも特に人気があります。
この記事では、経理への転職に最も有効なMOS Excelをベースに解説していきます。
受験するバージョンについて
まずテキスト選びの前に、受験するバージョンを確認する必要があります。
実は、MOSの試験は3つのバージョン(2013、2016、2019&365)に分けられています。
これは、Microsoft社がオフィスソフトを3年ごとにアップデートしており、それぞれ操作や機能が少しずつ異なるためです。
これを知らずにテキストを買うと、購入する教材を間違えてしまう恐れがあるため、この記事でしっかり確認してください。
ちなみに、受験するバージョンは、職場や自宅のパソコンで使っているオフィスソフトのバージョンに合わせるのが基本です。
なので、最初に使用しているパソコンのバージョンを確認しておきましょう。
「でも、バージョンの確認ってどうやるの?」
そんな疑問を持っている方も多いと思います。
ですので、実際の画面を写しながら、確認方法を説明しますね。
家のパソコンのバージョンがわかりません!!
確認方法を画面を使ってわかりやすく説明するよ。
Excelのバージョン確認方法
⑴Excelを起動する
⑵①「アカウント」ボタンがある場合 「アカウント」をクリックする
※こちらの場合、⑶と⑷の操作は必要ありません。
②「アカウント」ボタンがない場合 「空白のブック」をクリックする
⑶「ファイル」をクリックする
⑷「アカウント」をクリックする
⑸「Excelのバージョン情報」をクリックする
⑹バージョンを確認する
この例でいうと、バージョンは2016ということになります。ご自身のパソコンでも試してみてください。
MOSテキスト選びのポイント
受験するバージョンが決まったら、さっそくテキストを選んでいきましょう。
ここからは、具体的なテキスト選びのポイントを解説していきます。
問題集形式である
まず、テキストは問題と解説がセットになった問題集形式のものがおすすめです。
なぜなら、パソコンの操作は説明を読むだけではなかなか習得できないからです。
パソコンの学習は、実際に手を動かして練習するアウトプット学習の方が向いているといえます。
問題集形式のテキストなら、問題と操作の解説で一つのまとまった構成になっているので、問題を解いているだけで自然と操作が身に付きます。
このように、テキストの流れに沿って学習するだけで、アウトプットを効率的にこなすことができるので、高い学習効果が期待できるのです。
解説に画像や図解が多く使われている
また、解説に画像や図解が盛り込まれているテキストの方が、MOSの学習には向いています。
というのも、普段あまり使わない機能などを学習する場合、文字だけの解説よりも圧倒的に理解しやすいからです。
例えば、「Excelのジャンプ機能で、数式が入力されているセルを選択する」という問題を解く場面を実際にイメージしてみてください。
文字で解説するとこうなります。
「ホーム」タブをクリックする
↓
「編集」グループをクリック
↓
「検索と選択」をクリック
↓
「数式」をクリックする
こういう説明になります。
いかがでしょうか?
この説明で解けるようになりますか?
恐らく99%の方が「できるわけないじゃん!」「わけわからん!」と思ったはずです。
字面だけだと非常にややこしく見えてしまうんです。
では、ここで、操作画面の静止画を1枚加えてみます。
ご覧のとおり、どのボタンをクリックすればよいのかが一目瞭然です。
新しく覚える操作でも、画像や図解を交えることで一気にわかりやすくなります。
内容を理解する上で大きな助けになるので、画像や図解がたくさん使われたテキストの方が、MOSの学習には適しているのです。
模擬試験プログラムが付いている
テキストを選ぶ際には、上記のポイントに加えて、模擬試験プログラムが付属しているかも重要です。
なぜなら、模擬試験を解くことで、現時点での実力や自分自身の弱点を客観的に知ることができるからです。
MOSの試験は引っ掛けや応用といった問題がなく、Excelの各種操作がどれだけ身に付いているかが問われます。
そのため、すでに知っている内容は軽く流して、苦手な箇所に絞って学習するのが効率的です。
そこで活躍するのが模擬試験プログラムなのです。
模擬試験の結果をもとに復習をすることで、集中的に弱点補強ができ、効率的に学習を進めることができます。
本番を想定した演習にも最適
それに加えて、模擬試験プログラムは、試験本番で求められる解答スピードを身に付ける練習にもなります。
MOS試験は50分という短い時間で、30~50問もの課題を解かなければなりません。
そのため、余裕をもって合格するには「うまくいかない問題は後回しにする」、「見直しの時間を確保しておく」といったペース配分も重要になってきます。
このペース配分の練習に模擬問題が有効です。
実際に模擬試験を繰り返し解くことによって、最適なペース配分をしっかり練習したうえで試験に臨むことができます。
3つのポイントを押さえたテキストを選べばいいんですね!!
そうだよ。そのポイントを押さえたテキストを2冊紹介するね。
おすすめのMOSテキスト
ここからは、今まで説明したポイントをしっかり押さえた、おすすめのテキストを2つご紹介します。
迷ったときは下記の2つのうちから選んでおけば間違いありません。
各リンク先で試し読みすることもできるので、ぜひご活用ください。
『よくわかるマスター MOS 対策テキスト&問題集』
1つ目のおすすめテキストはFOM出版の『MOS 対策テキスト&問題集』シリーズ。
わかりやすい解説や模擬試験プログラムの完成度に定評があり、MOS対策テキストの中でも特に評価の高いシリーズです。
レビュー5つ星のうち5.0 ★★★★★
【高得点が取れました。】
MOSの試験に完全対応だから、模擬試験で正答率100%の結果を残せるようになると、本試験でもほぼ100%取れるようになっています。繰り返し模擬問題に取り組み、テキストを読み返してください。必ず高得点で合格です。
レビュー5つ星のうち5.0 ★★★★★
【この1冊で資格取得ができました】
問題を一通りやって、確認問題と模擬試験を3回ずつくり返して合格しました。試験に合格するためには、この一冊で十分だと思います。また、実務でも有用な出題内容なので、これで勉強して損はないと思います。何もみないで(出題されている範囲の)関数をかけるようなレベルに上達するかと思います。また、私はピボットテーブルが初心者でしたがある程度使いこなせるようになりました。
レビューからもわかるように、試験範囲を網羅したテキストなので、この1冊で十分な試験対策ができます。
また、このテキストの特徴として、模擬試験の自動採点機能や、不正解だった問題に繰り返し挑戦できる再挑戦機能を搭載している点が挙げられます。
間違えた問題だけをすぐに確認できるので、苦手な問題を効率良く対策することができます。
さらに、365のテキストは模擬試験の解説動画も公開されているため、テキストの解説が理解できずに行き詰まってしまう心配もありません。
以上のような理由から、1冊のテキストをやりこんで、万全の試験対策をしたい方におすすめしたいテキストです。
2016 | 2019 | 365 | |
---|---|---|---|
一般レベル | |||
上級レベル |
『MOS攻略問題集』
2つ目のおすすめテキストは日経BPの『MOS攻略問題集』シリーズ。
こちらのテキストもFOM出版の『よくわかるマスター』シリーズと同じく、丁寧な解説と模擬試験プログラムが売りのテキストです。
この教材の最も大きな特徴は、模擬試験プログラムに、1問ずつステップを踏んで採点結果を確認できる「練習モード」と、本試験と同様の問題形式で出題・採点される「本番モード」の2通りがあることです。
これら2つのモードを使い分けることで、模擬試験の問題を取り組み方を変えながら何度も挑戦できます。
例えば、MOSの試験形式に慣れるために、1つずつ確認しながら進めたい場合は練習モードが向いています。
逆に、試験本番を想定した力試しをしたい場合はもちろん本番モードです。
このように、用途に合わせて使い分けることで、個々人の学習スタイルに合わせて何回も模擬試験に取り組めます。
FOM出版の『よくわかるマスター』と比べて
また、FOM出版の『よくわかるマスター』シリーズと比較した場合、日経BPは設問文が本番のMOS試験により近い表現で書かれています。
そのため、「基本的な操作はわかっているので、本番を想定した模擬試験をたくさんこなしたい」という上級者は、こちらのテキストを選びましょう。
より実践的なのが本書の特徴です。
2016 | 2019 | 365 | |
---|---|---|---|
一般レベル | |||
上級レベル |
どっちにしようかな~??
試し読みもできるから、チェックして自分に合うほうを選ぶといいよ。
まとめ
- まずは受験する科目・バージョン・難易度を決めよう
- テキスト選びのポイントはテキストの形式、解説の充実度、模擬試験の有無の3つ
- FOM出版と日経BPのテキストがおすすめ
いかがだったでしょうか。
最初にお伝えしたように、MOSは独学でも十分合格を狙える資格です。
また、未経験から経理への転職を考える場合、Excelのスキルは必須です。
そのため、MOSのExcelを上級レベルまで取得することで、簿記資格に次ぐアピールポイントになります。
ご自身にぴったりのテキストを使って、MOS合格を目指しましょう。